6月6日(土) 美波町のイサキ釣り

イサキ 第W弾

ここしばらくは潮の動きも悪く 釣果もイマイチのようで

潮さえ動けば? 何とかなる…はず。



朝 人間のエサを買うために立ち寄った港近くのコンビニは

気持ち悪いほどの無風。


今日は北風が結構吹きそうな予報であったが。


出航後は それほどでもないかと思えた波風が

ポイントに近づくにつれ どんどん激しくなり

あらら…



朝から ものすごい北風爆風 & 上り潮 それも経験したことないほどの激流。



逆方向の激潮と爆風は船の位置が定まらない最悪のパターン。


先行していた3隻の船もアンカーが打てず まだ彷徨っている。


さらに 潮と風がぶつかり ボコボコ波で釣りどころではない。


イサキ釣りはヤマが狭いので ポイントを外れた所に船を掛けても

釣果は全く望めない。


とりあえず 釣りを初めてはみるものの

やはり船は風や波に流され右へ左へ 全く安定しない。

潮も速すぎてカウンターで30mでも実際は20mくらいの深さしか入っていない。



当然イサキなんて釣れない…


強い北風が船を押すとアンカーを打ったところから船は南へ振られ

風が少しでも収まると 強い上り潮で船はアンカーを打ったところから北へ流され

そのたびに水深も50m〜20mと大きく変わる。

掛かり釣りなのに 流し釣り状態?


秋にアオリ釣るときは

いつも動いているのかわからないほどゆるゆるの潮なのに。



激流のため100号オモリ付けてもラインが真横?に。

潮が全く流れていない日は

竿先からまっすぐ90°の角度でラインが落ちていくが

今日は180°とはいかないまでも160°ほどの角度に。

こんなに流れるのなら まだ潮止まりの方がまだましなんじゃないかと思えるほど。


「水深50m 30mくらいのタナからやってみて」と船頭さんに言われてやりはじめても

しばらくすると船が潮に押されて瀬に近づき

水深が20mになっている。


狙いのポイントには一瞬 素通りするだけのようで



たまに掛かっても リリースサイズのウリ坊ばかり。


ポイント上に船が立たないと 釣りにならないので



何度も何度も何度も何度も掛け直してくれた船頭さん。


この風と流れでは 今日は釣りにならないかとあきらめていたら

突如風が収まり 船が上り潮に立つようになった。



いい感じ。

ラインは斜め45°くらいに落ち着いてきた。


船がポイントにとまれば こっちのもの。

潮がよく動き魚の活性が高そうなので 仕掛けが入れば即ヒット。



イサキ釣りはこうでないと。

35mのタナでアタリまくり。

これまでが何であったかと思えるほど 百発百中でアタリがある。



フカセ釣りもやってみた。

50〜60m流したあたりでスルスルスルスル〜とラインが走り出す。



35cm前後の良型ばかり。

しかし 楽しい時間は1時間あまりで終了。



ふたたび爆風が吹き出し 海はボコボコ、ポイントから外れてしまった。

こうなると もうダメ。


朝と同じような感じになってポイントが全く定まらない。

フカセ釣りをしても潮と風が反対なので

仕掛けがうまく潮に乗っていかない。



厄介者のシイラまで食いついてくる始末。


午後からも 何度も船を掛け直してくれたが

イサキが釣れたのは群れの上を通過したと思える一瞬だけ。

次の仕掛け投入時には もうポイントを外れてしまっている。


いつものように船頭さんが1匹1匹丁寧にしめてくれた。



結局 一日中風に悩まされ、釣りをした時間より 

船を掛け直す時間のほうが長かった。



潮か風のどちらかがもう少し弱ければ船が立ったのに…

潮と風が同じ向きだったら 船が立ったのに…

潮がよく流れ魚の活性は高かっただけに残念だ。

しかし こればかりはどうしようもない。



本日の釣果 イサキ 〜37cm 17匹